人にはそれぞれ思い出がある。
しかし、私には忘れられないほどの思い出はない。
後ろ向きな私が、何故か前向きに物事を考えられるのは、こんなことくらいかもしれない。

パパには忘れられない人がいっぱいいる。
忘れられないどころか、
忘れたくない人の方が多いのかもしれない。

ちょっと哀しいなと感じたことがあった。

結婚ってなんだろうネ。
よくわかんないんだけどさ、
自分が幸せな結婚なのかどうかがわからなくなる瞬間があった。

パパが私にやさしい顔で
「お前、幸せ?」と聞いてくれた。
「たぶん・・・幸せ」そう私は答えた。

なんで、たぶんなんだろう。
でもふいに自分の口から出たのが「たぶん」
という言葉だった。

結婚して何が良かったんだろう。
いいコトなんてあったんだろうか。
1人じゃないって思ったって、
所詮やっぱり1人。
パパは私よりも他に頼ったり話せる人がいるから、
私でなきゃいけない必要はない。

私の家族と友達だけだった。
結婚しておめでとうと言ってもらえたのって。
パパの友達からは、
私がパパと結婚したことなんて、
そんなことよりも「はじめまして」だった。
別に祝ってもらわなくたっていい。
言葉なんてどうでもいい。

でも、みんな私があの人からパパを取ったと
思っているみたいで、
特に女の人はネ・・・・。
じゃあ、だからといって
奪い取った私は幸せなのかっていったら、
ここまで来るのに、
何度も何度もくじけて、1人で泣いて、
パパとの生活だって、
苦しいことばかりだった。

しばらく前のことだった。
元カレから電話があったっけ。
「・・・・・やっぱりお前がよかったなぁ。
俺とやり直すかぁ〜!」と言って笑ってた。
私のことを想ってくれていた人もいたんだと、
ちょっぴりうれしかった。
そのカレは、思えば一緒にいると安心できた。
私だけを見ててくれてたような気がする。
今からやり直すなんて、そんな気持ちないけど、
「お前が別れたら、俺も別れるから連絡しろ!」なんて言ってた。
長い間忘れていた人。
もう会うことないし、話すこともないけど、
そういえば唯一写真が捨てられなかったっけ。
机の引出しにしまってあったかもしれない。
その人でさえ、私に結婚おめでとうと言ってくれた。

何が不満っていうわけでもない。
けど、パパのお友達から、パパと結婚したことを
あまり歓迎されていないっていうのは、
やっぱり女として寂しい。

結婚式も新婚旅行もなかった。
急いで一緒にいたかった私のせいでしょう。
でも時間をかけたって、
きっと式も旅行もなかったはず。

ズラズラ書いて何を思っているんだろうネ、私。

きっとパパにも誰にもわからないんだと思う。
見えない重圧。
一生懸命、ここまで耐えてきた。
私は結婚したんだ!間違ってない!
そう自分に言い聞かせてきた。

パパには他に子供がいるのかもね。
私の知らない・・・・子供がいるのかもね。
みんな調子のいいことばかり言って、
裏でコソコソやってばかり。
私に知られてないって思っているみたいだけど、
私のように勘の鋭い奴にはわかる。

精神的にあまりよくないネ。
1人でいると考えてしまう。
時間があると、もっと考えてしまう。

今、私におかれてる現実は、
本当に本当にこれでいいんだろうか?
パパが好きで好きで一緒にいて、
これでいいんだろうか。

まだ私はちっちゃい人間だね。
もっともっと頑張らなきゃいけない。
もっと強くならなきゃいけない。
もう1人じゃ無理だわ。
ここまでいろんなことがありすぎたから、
1つのことだけ思っていればいいみたいな、
そんな気楽なもんじゃないから、
ずいぶんこれまで頑張ってきたよ!

誰かによりかかって生きていきたい。
ちょっと心が疲れちゃった・・・・ナ

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